2019/06/22

スランプ脱却のために書きなぐってるだけA

・鷹司ちゃんがいるカルデア
・何故かマスター枠。しかしながらサーヴァントはいない。鷹司ちゃんはスタッフ保護に走ってた

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同い年あたりの鷹司ナマエちゃんはマスター枠で召集されていたらしい。本人曰くいてもいなくてめた変わらない存在、所長であったオルガマリー曰く私と同じくらいの奴であるし、あの事件の時も運良く出遅れたため他スタッフ保護に走った子である。そんな彼女は、サーヴァントが増えるたびに「ひぇっ」と声を上げて隠れるのだ。どうやら人見知りらしい。たまたま通りかかったキャスターのクー・フーリンなナマエちゃんの服をつまんで連れてきたが。
「またリツカちゃん人増えてるじゃないですか、やだ〜」
「まぁ、戦力は増えた方が嬉しいし」
「まぁ、そうなんですけど、外見がいい人が多いから心臓止まる……」
書類の束で顔を隠したナマエちゃんに、私はそばにいたシェイクスピアをみる。外見がいい……枯れ専なんだろうか。
「なんですかな、マスター、その顔は」
「……ナマエちゃん、こっちはシェイクスピア」
「シェイクスピア?まさかあのシェイクスピア?」
「あのシェイクスピアがどのシェイクスピアかはわかりませんが、劇作家をさすのは吾輩ですな」
その発言にナマエちゃんがパッと表情を明るくして目を輝かせた。それが珍しくて目をまたたけば彼女は口を開く。
「シェイクスピア先生、あなたの作品が好きで……ええっと、そう、ファンです」
「おや、それはありがたい」
「今度サインいただいてもよろしいですか」
「いいですとも!なんならハグもつけましょうか?」
シェイクスピアの発言にナマエちゃんは固まって、ひぇっと飛び退いた。顔が赤い。
「それ、は、シェイクスピア先生、ハグは、キャパシティオーバーするので……最悪泣いちゃうので……」
ブンブンと首を左右に振ったナマエちゃんは、失礼します、と頭を下げてそのまま廊下をかけて行った。
「ナマエちゃんおじ専かぁ」
「というよりはソイツの重度のファンじゃねぇの」
そういったクーフーリンにそうなのかなぁと頷いておいた。

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シェイクスピア先生のスキンシップが激しくて困る。いや、大神さんはあれじゃん。ラッキースケベとかじゃん。この人はさらりと肩や腰に手を回したり顔が近かったりするから本当に心臓がうるさくなる。いい匂いするし。ひぇっ、と小さく叫んだものの当の本人はどうされました?なんて、知らない振りで至近距離で尋ねてくるのだからタチが悪い。
「うっうう、シェイクスピア先生、わかっててやってるでしょう?」
「何をですかな?まぁ、林檎のように赤くなって」
「うううっ」
「……。……貴女は本当に見ていて面白い。実にからかいがいがある」
そうパッと手を離した彼に私は半ば涙目になって彼をみる。
「……あんまり経験ないんですよ、悪かったですね」
「ほう?あんまり、と言いますと?ファーストキスは?」
その発言に目をそらす。シェイクスピア先生が面白そうに目を輝かせた。やめてほしい。
「では、初恋は!」
「うるさいです!あんまりベタベタすると惚れますよ!」
「構いませんよ?それはそれで面白いですからな」
ははは、と笑いながら廊下に消えた彼にこれが年上の余裕か……と呟いておく。というより彼の場合作品の題材になるとかしか考えてなさそうな気がするが。ため息を一つついて資料を抱えスタッフルームへ向かった。

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「このぴっくあっぷ、ってなんですか?」
「この英霊がいつもより出やすいよってこと。まぁ、私達は会ったことがない英霊ばっかなんだけどね。引いても出ないし」
そう哀愁を漂わせて告げたリツカちゃんに、マシュちゃんがこちらをみる。
「ナマエさん、あんまり突っ込んじゃいけないところですよ」
「あ、ごめん。でも、まだ色んなサーヴァントがいるんだね」
そう言ってリツカちゃんのタブレットをみる。老若男女選り取り見取りである。その中にちらほら日本人っぽいサーヴァントがいるのに気づいた。
「このお爺さん柳生家の家紋入ってる」
「ナマエちゃん詳しいの?」
「ちょっとだけね……片目が潰れてないから、宗矩様の方か……すごいな英霊……」
そうぶつぶつといっていればリツカちゃんとマシュがこちらを凝視した。なんだろう?と首をかしげる。
「ナマエちゃん詳しいね」
「お爺ちゃんが詳しかったからね」
「ナマエさんのお爺様、ですか」
「うん。私、お爺ちゃんに育てられたから、こういう知識がちょっとだけ」
そう言ってほかの英霊をみる。あとは神話とか偉人とか……色々である。
「……まだ増えるのかぁ」
「そうだねぇ……」
「ナマエさんは人見知りを直さないとですね」
「うっ」
私が固まれば、彼女たちは笑ったのだけど。

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ジリジリとシェイクスピア先生と攻防(クーフーリンの兄貴曰く何時もの日常茶飯事)していたら、リツカちゃんがかけてきた。
「ナマエちゃん!セイバーのピックアップだったからね、召喚したんだけど……」
「おや、マスター。その様子を見ると爆死は免れましたか」
「そう!今回はね!シェイクスピアは明日周回連れまわすから覚悟しといてよ!」
「げ」
シェイクスピア先生が逃げようとしたので仕返しとばかり服を握っておく。これで逃げれまい。しかしながら、何故彼女がかけてきたのか、は、後ろに続いていた存在で理解した。
「柳生……宗矩様?」
「……私を知るか」
そう告げた彼に、うわぁ、本物か、と佇まいをなおす。リツカちゃんが笑いながら口を開いた。
「柳生さん、こっちはスタッフ……ええっと補助とか色々してくれてる……鷹司ナマエちゃんです」
「鷹司?」
「……お初にお目にかかります。鷹司ナマエと申します。かの柳生宗矩様にお会いでき、光栄です」
「さて……貴殿はどちらの鷹司か」
やっぱりそうくるよなぁ、と思いながら、公家の、と告げれば彼はすっと眉間にシワを寄せた。正しくは私は今公家の鷹司にいるが、両親ーー父は武家の鷹司の出である。
「私は貴方様に敵対するつもりはございません。ただ、柳生新陰流初代である貴方様の剣を近くで見れることを喜ばしく思います」
そう告げて頭を下げておく。すっと細められた目に動揺することなく彼を見つめる。フッと笑われたけど。
「公家がただの一兵卒に頭を下げるか」
「ここでは家は関係ありますませんので。私でよろしければカルデアをご案内致しますが」
「いや……それは主殿に頼む故」
断った彼に、そうですか、と告げる。何かあれば、とだけ告げて頭を下げ、その場を離れる。うーむ、稽古をしてもらいたいけど、あの警戒からして無理だろう。くっついてても邪魔なだけだろうし。
「当たり前だけど参ったな……鷹司を知ってる人が来ちゃったか……」

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「ナマエちゃんって、素はどっち?」
そう告げられて首をかしげる。どういう意味かはわかっているけれど、最後の抵抗というか、そういうものだ。
「柳生さんと話してる時と、私達と話してる時は違うから、どっちが素なのかなって」
「うーん、どっちも、かなぁ?リツカちゃん達は家を意識しなくていいけど、柳生様はそういうわけじゃないから……」
「鷹司とか云々っていってた奴?」
「まぁね」
苦笑いしか浮かべられないそれである。カランと音を立てたグラスの中の氷に、まぁ、色々あったんだよ、と言えば何処からかやってきたシェイクスピア先生が私の腰に手を回した。
「ひぇっ!?」
「その、色々をお伺いしたく!」
「ご、ご遠慮いたします、シェイクスピア先生、近いです!」
「おや、私とナマエの仲ではないですか」
「どんな仲ですか!」
ジタバタと逃げるようにもがく。彼は笑いながら私の手を取ってまたキスをする。ひぇっと再度口を開けば、ストンと手に何かが落とされた。そちらを見れば柳生様である。
「ーーこれはこれは、サムライ殿。どうされましたかな?」
「鷹司の、話がある。来るがよい」
そう言われたので、はい、と告げてシェイクスピア先生に頭を下げてその場を後にする。彼についていけば特に話という話も無さそうなので、助けてくれたらしい。
「あの、ありがとうございます、助けていただいて」
「いや……気をつけられよ」
そう言って去っていった柳生様に、良い人だなぁ、と思う。たったとおいついて、お茶をおいれしましょうか、といえば彼はフッと息を吐いたのだけど。

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「あれは保護者だね、保護者」
そうケラケラと笑ってシェイクスピアをみる。この人、完璧に拗ねている。というのも、今までずっとナマエちゃんを揶揄うのを生きがいとばかりにしていたのに、柳生さんが保護者のようになってからは近けないからである。揶揄うこともできず、接触することもできず、だからだろうか。
「しかしながら、あの、シェイクスピアさん、自業自得かと」
マシュの言葉は正しかった。シェイクスピアがナマエちゃんにベタベタするからそうなったのであり、シェイクスピアがあんなことをしなければそうはならなかったのだ。
「しかし、マスター、あの可愛らしく真っ赤に染められた顔を見て、何も思わないのですか」
「思わなくはないけど……というか、シェイクスピアって、ナマエちゃんのこと好きなの?」
「揶揄いがいがある方だとは思っておりますが」
「それだけ?」
「それだけ、とは?」
「まさか、吾輩が彼女に恋をするとでも?」
「嫉妬してるからそうかなって」
「ふぅむ。嫉妬、ですか。例えこれが嫉妬でも、子供のような嫉妬。おもちゃを他人にとられたような感覚でしょう」
そう告げたシェイクスピアに、本当に?と尋ねてみる。
「本当ですとも、マスター」


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「あ、ああああの、シェイクスピア先生?」
多分、この人は酷く酔っ払っている。私のマイルームにいるその人は片手で私を抑えつけると、獣のように舌舐めずりをした。ギラギラとした目でこちらを射抜いた彼はつっと私の顎をあげる。鼻と鼻がぶつかりそうに近い。ひぇっと声を出して目をぎゅっと瞑る。彼は面白そうに笑う。遠のいた吐息にちらりと彼をみる。その瞬間、待っていたと言わんばかりに彼は距離をーー。
「っあああ、あー!」
そういきなり叫ばれて肩を跳ね上げる。危なかったぁなどと告げた彼は私をぬいぐるみのように抱き寄せた。私はピシッと固まる。
「危ない、実に危ない。吾輩の強靭な精神力があったからこそ振り切れましたが、実に危なかった!まさか酒にパラケススの薬が盛られているとは!」
なるほど、そういう理由らしい。
「ナマエ、今日は部屋に鍵を閉めて閉じこもった方が良いですぞ。同じようなサーヴァントが多数いますが故に」
「わ、わかりました」
そう頷いておけば、彼は笑いながらパッと体を離して部屋を出た。それを確認して扉に鍵をかける。今日は出ないでおくとしよう。
次の日に部屋を出れば、令呪を使い切ったリツカちゃんやマシュに安否を気づかわれたのでシェイクスピア先生が来たことを告げておきました。

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「んー、私お爺ちゃんと暮らしてるからなぁ」
「そうなんだ」
「ナマエのおかあさんはいないの?」
そう尋ねたジャックに、そうだなぁ、と苦笑いする。
「私の両親は人魚だったみたい」
私の発言に周りはギョッとしたように私を見たが、きにしない振りである。子供がキャッキャと喜ぶのを傍目に「まぁ私はそんな二人の人間の部分だけ引き継いだので人間なわけなんだけど」と言えば見るからに残念がられた。……危ない危ない。そのうち興味がずれた彼女たちを見送り、シェイクスピア先生の原稿に目を通す。アンデルセン先生が死んだ目でこちらを見る。
「親が人魚?そんなわけあるか」
「わからないですよ?私の両親はたしかに海に入ったっきり戻って来なかったので」
その発言にまた彼らは動きを止める。
「私も海につかったんですけど、爺ちゃんが引っ張り出して今ですね」
「……海難事故ですか?」
「……ある意味は?」
そう首を傾げて、ああでも海浜事故になるのかもしれないと思うがまぁそこはいいだろう。
「発端が発端なんでアレなんですが、爺ちゃんがよく言ってました。あの二人は人魚だったから海に帰ったんだって。そんなこんな色々あって、私は母方の爺ちゃんと暮らしてました」
苦笑いしてそう告げる。


追記はちょっと改変
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雑多 

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