「本当偶然だよね!……あ、あのさヒバリン!」
「何?」
「私のこと…名前で呼んで下さい!!」
標的12 昨日の敵は…?
そう。
私のお願い事というのは、あの最強委員長に名前で呼んでもらうこと。
だって名前で呼ばれるとやっぱり嬉しいじゃん!仲良くなったんだな〜って思えるし!
さて、こんな突拍子もないお願いに、彼は何て答えてくれるかな…?
「…呼んだら、僕のことヒバリンって呼ぶのやめてくれる?」
「えっ!それはちょっと譲れな「じゃあ呼ばない。」
「えーっ!?」
何これ。究極の選択なんですけど!!
名前で呼ばれたいけど、長年使ってきた"ヒバリン"っていうあだ名を手放すのも惜しい…
うーん……でも、ここはやっぱり!
「分かった!ヒバリンって呼ぶのやめる!だから私のこと、名前で呼んで下さい!」
「やめてくれるならいいよ。」
「おっしゃ!ありがとう!はぁ〜嬉し過ぎる…!」
「…そんなことが嬉しいの?変わってるね。」
「何て言われようが、嬉しいもんは嬉しいの!ところでさ、私はこれから何て呼べばいい?」
"ヒバリン"が使えなくなってしまった今、他にあだ名を考えなきゃいけないからね。
ヒバチン、恭ちゃん、ヒバポン…
うーん、良さげなやつ浮かばないな。
「僕のことも呼び捨てでいいよ。君はちょっと変わってるから特別ね。」
「嘘っ!いいの!?すんごい嬉しい!また変わってるって言われたけど、この際もう気にしない!じゃあ…恭弥ってことで。」
「うん。…じゃあ、僕まだ仕事あるから。」
「あ、そっか!邪魔しちゃってごめんね。頑張って!」
「…スズ、今度応接室に招待するから必ず来なよ。」
「(呼び捨て…!)オッケー!いつでも飛んで行くわ!」
「…じゃ。」
そう言った後、ヒバリン…じゃなくて恭弥は、少し笑った気がした。
その顔は一瞬しか見れなかったけど、何かすごくキレイで…!
もうね、女の子顔負けの美しさだったんだ。
そんな新しい友達ができた、月曜日の昼下がり…
to be continued...
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