今日はママンが友達とお出かけということで、私はちびっ子3人と一緒に留守番中。

何か今日も楽しくなりそうな予感…!





標的14 信頼の証





「スズー!ランボさんと遊んでー!!」

「ぐほっ!ラ、ランボさん…遊ぶのはいいんだけど、いきなりお腹に飛び込んでくるのはちょっと…」

「ランボさん丈夫だからケガしないもんね!」

「いや、ケガすんの私だからっ!」


いや〜それにしても漫画で見た通りのウザさだわ…期待を裏切らないね。

でもまっ、そこが可愛いんだけど!


「お前すげーな。」

「え、何が?」

「そんなアホを可愛いと思えることだ。」

「あははっ!まぁね〜もう大人だから…って、読心術!!」

「あんま油断すんなよ。」


そう言ってニヤリと笑うリボーン。

本当気をつけてないと、私のとんでもない妄想まで読み取られちゃうわ…!

なんてことを考えていると、不意に足元に人の気配が…

下を見れば、そこにはイーピンが何かを訴えるように私の顔を見ていた。


「△×!@#」

「おっ!リボーン、イーピン何て言ってる?」

「おやつが食べたいって言ってるぞ。」


そう言われて時計を見れば、もうすぐ時刻は3時になろうとしていた。

時間的にちょうどいいし、ママンが置いていってくれたケーキでも食べますかね!


「じゃあ、おやつタイムにしよっか!」

「(コクリ)」


私がそう言えば、イーピンは嬉しそうに頷いて、足元にピタッとくっついてくる。

おぃおぃ、可愛すぎるぞ!!


「ランボさんも食べるもんね!」

「はいはい、分かってますよ〜リボーンもいるよね?」

「当たり前だ。」


と、その時…

不意に玄関からチャイムの音が聞こえてきた。

ママンかな?とか思いながらドアを開ければ、そこには金髪が眩しいディーノさんの姿が…!

そんなあまりに突然のイケメン訪問に、私は心の準備が追いつかなくて…


「うわっ!ディ、ディーノさん!!」

「よっ!スズが留守番してるから遊びに来いってリボーンに言われてさ。邪魔していいか?」

「もちろんですとも!あ、ちょうどおやつにするとこなんで、ぜひご一緒に!」

「おぅ!…にしてもスズ、お前よくその状態で立ってられんな。」

「ハハッ…えぇ、何とか。」


今の私の状態を説明するとこうだ。

お腹にはさっき飛びついて来たランボさん、足元には可愛らしいイーピン、そして肩には大人な子供リボーンが乗っているんです。

1人1人は軽くても、3人集まると結構大変なんだ〜これが。


それからディーノさんをテーブルに案内して、私達は5人揃って楽しいおやつタイムを過ごした。

って言っても、ランボさんがイーピンにイタズラしたり…

ランボさんがリボーンに攻撃して返り討ちに遭って泣いちゃったり…

ランボさんが…

とまぁこんな感じなので、私が本当に休めたのは、おやつタイムが終わってちびっ子達が皆寝てからだったんだ。


「はぁ〜疲れた…」

「お疲れさん。」

「! ディーノさん…!」


私がソファでぐったりしていると、隣に座ってきたディーノさんが頭を撫でてくれた。

何かもうそれだけで幸せなんですけど…!

疲れてなかったら、きっとまたあの興奮病が出てただろう。

だってさ、横から見るディーノさんもめちゃくちゃ男前なんだもん…!

金髪のサラサラヘアーに、スベスベのお肌。それに何といっても大人の色気!

恭弥とか獄寺くんも確かに色っぽいんだけど、それとはまた違った雰囲気なのよね。


「何だ、スズ?オレの顔に何かついてっか?」

「あ、いや…あまりにカッコ良かったんで、つい!」

「あははっ!サンキュ!…そういえば、スズとこうやってゆっくり話すの初めてだな。」

「! そ、そうですね!何か緊張します…!」

「それは…2人っきりだからか?」


そう言って、私の顔を覗き込むディーノさん。

"覗き込む"ということは、当然アングルは下からになるわけで…

つまり必然的に、何ともセクシーな上目遣いになっているわけで…!

うわっ!ヤバい、これはヤバいって!鼻血出る…!


「そ、そ、そーなんすかね!はははっ…!」

「スズ、顔あけーぞ?」

「(! ディーノさんのせいでしょーが!てか、そのニヤリ顔もカッコイイんですけど…!)」


なんてことを私が思っていると、いつの間にか睡魔が降臨してきた様子の金髪貴公子。

彼の声がさっきまでの元気なものとは違い、少し低めの落ち着いた声へと変わっていた。


「…スズといると飽きねーな。それに何か……安心…するし…」

「ディーノさん…?」

「オレ…スズみたいな子……好き…だ…」

「! い、今何て!?」

「スー…スー…」


動揺した私がディーノさんの方を向こうとすると、不意に肩に重みが加わる。

ゆっくりと目線をズラすと、そこにはキレイな顔で眠るはね馬のお兄様の姿があった。

その顔は本当に落ち着いた、穏やかなもので…!

私のことを信頼してくれてるのかな〜なんて、勝手に嬉しくなったんだ。



to be continued...



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