ふと目を開けると、そこにはいい匂いと共にあどけない寝顔があった。
もしかしなくても私…恭弥に膝枕してもらってた!?
標的18 中学生に見えない中学生達
あの超人気者の雲雀恭弥に膝枕してもらうなんて、かなり幸せなんですけど!!
恥ずかしいって気持ちよりも、純粋に嬉しい…!
知らず知らずのうちに自然とニヤけてしまう顔を必死に抑えながら、私は彼を起こさないように起き上がった。
そして寝顔をじっくり観察してみると…これがまた抜群に可愛いんだ!
普段は鋭い眼光も、目を閉じてれば本当に穏やかで…!もう堪りません!
てか、恭弥もちゃんと寝るんだね〜何か安心。
あんな中学生離れした子でも、寝てる時はこんなに幼い顔になるんだ〜なんて新発見をしたりして。
と、滅多に見れない姿をカメラにおさめるため、私が鞄から携帯を取り出そうとすると…
「…ん、スズ…起きたの?」
「! う、うん。今さっきね!あの、膝枕ありがとう!お陰で自慢できるよ。」
「(…自慢?誰に?…まぁいいか。)別に。今度お礼してもらうし。」
「えっ!そういうのあり?」
「ありに決まってるでしょ。美味しいものでも奢ってよ。」
「え〜お金ないから無理ー!」
「じゃあ…体で払う?」
「ぶほっ!…な、何 言っちゃってんの!君、中学生でしょうが!!もっとそれらしいこと言いなさい!」
「それなら…今度、風紀委員の仕事手伝って。」
「え、そんなんでいいの?それならお安いご用よ!いつでも呼んでちょうだい!」
そう言って笑いかけると、恭弥も微笑んでくれて…!
いつもこの笑顔でいれば、この子はもっと人気が出ると思うんだけどな〜
なんてことを思いながら会話をした後、結構いい時間だったので、私は恭弥と別れて家へと帰ることにしたんだ。
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その帰り道…
学校を出て5分ほど経った頃、私はある人物に出会った。
恭弥と同じくとても中学生には見えないし、おまけにタバコも吸いまくりの…?
「…なんちゃって中学生の獄寺くーん!!」
「! おぉ、スズ。てか"なんちゃって"って何だよ!オレはちゃんとした中学生だっつの!」
「怪しいな〜だって普通の中学生からは、そんなにセクシーオーラ出ないもん!」
「出してねーよ、そんなもん!それよりお前は…あ、ヒバリのとこ行ってたんだっけか。」
「そっ!でも恭弥忙しくてさ、待ってる間に私1回寝ちゃったよ。」
「ん?恭弥?それって…ヒバリのことか?」
「うん!実は私達お友達になったのだよ!」
「! そうか…」
そう言ったっきり、何故か突然下を向いてしまった獄寺くん。
あれ、私何か気に障ること言ったかな…
そんな何とも落ち着かない気持ちで獄寺くんの方を見ていると、しばらくしてようやく彼が言葉を発した。
「スズ…お前、いつからそうやって呼ぶようになったんだ?」
「恭弥のこと?う〜ん、確か…2、3日前だったかな!でも、何で?」
「別に…何となく聞いただけだ。」
「そっか。」
何だろう?何かいつもの獄寺くんと違う。
さっきまで別に普通だったのに…
一体どうしたんだろう?
to be continued...
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