来た道を戻ること約1時間…

私はようやく並盛町まで辿り着いた。

あとは、隼人を探しまわってるであろうツナと合流するだけ…!


と、その前に…

漫画で言うと今はどの辺りなのか知るために、私は隼人に電話をかけた。

この後の彼の行動は大体覚えてる。

確か学校で携帯の電源が切れて、それをキッカケに学校を出るんだったはず。

それで商店街まで来た時に、柿ピーと出くわしちゃうんだ…

このまま私からの電話が繋がれば携帯の電源は切れてないってことになるから、隼人はきっと学校にいるはず。

そしてそれは同時に、まだ柿ピーとは戦ってないってことにもなる。


「(でももし繋がらなかったら…)」


ブンブンと左右に頭を振り、そんな自分のネガティブ思考を追い出す。

大丈夫、きっと大丈夫…!

深呼吸を1つして、私は携帯のアドレス帳から"隼人"の文字を探して通話ボタンを押した。

いつもは何気なく聞いていた呼び出し音が、何故か今日はやけに長く感じる…


「(お願い…出てっ!!)」

『……スズ?どうした?』

「! 隼人っ!!」

『何だよ、でけー声出して。何かあったのか?』

「うん、あ、あの!そのまま教室に…プッ、プーップーッ…えっ、切れた?嘘でしょ!?隼人、隼人!!」


ったく…ちゃんと充電しといてよ!隼人のアホ!!

プーップーッと無機質な音を響かせる携帯に一声そう怒鳴って電話を切る。

そして運動不足の体に鞭打って、私は今まで以上にスピードを上げて商店街に向けて走り続けたんだ…



to be continued...



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