思わず溢れた私の嬉し涙が引いた後、リボーンも入れて5人でゲームセンターへ。
お金がないながらも皆でエアホッケーやったり、アイス食べたり、プリクラ撮ったり…
ゲームセンターってこんなに楽しかったんだと、改めて思えるほど素敵な時間を過ごしたんだ!
そして一通り遊んだ私達は、ぞろぞろと揃ってツナの家へと向かった。
ママンを何とか説得しなければ!!
標的6 居候決定!
「ん〜ママンに何て切り出そう。」
ゲーセンからの帰り道、私はポツリとそう呟いた。
そんな私の言葉を聞いて、前にいるツナ&獄寺くん、隣を歩くやまもっちゃん、そして彼の肩に乗るリボーンが一斉に私の方を振り返る。
これから居候の許可を貰うために一頑張りしなきゃなんだけど…
こういうのやったことないから、やっぱり不安だな。
「普通に"居候させて下さい"でいいんじゃねーの?」
「いやいやいや、いきなりそれだけ言われてもママン困っちゃうよ。やまもっちゃん達ならまだしも、私は見ず知らずの人なわけだし…」
「だったら正直に話すしかねーだろ。10代目のお母様なら、きっと分かって下さる!」
「…うん、そうだよね。それしかないよね!」
「大丈夫だよ、スズ。オレも頑張って説得するからさ!」
「ありがとう、ツナ!よし、ここは頑張り時だよね!!」
皆に励ましてもらってるうちに、だいぶ自信と勇気が湧いてきた。
ママンの優しさは私も十分知ってるし、きっと正直に話せば分かって下さるはず!
それに、私にはこんなに心強い友達が3人もいるんだし!
「オレもいるぞ。」
「! リボーン。」
「スズが居候しねーと、つまんねーからな。特別にオレも協力してやるぞ。」
「ありがとう!頼りにしてます、リボーン様!」
そう言って笑う私に、小さい彼もニッと笑みを返してくれた。
そんなやり取りをしていると、気づけば目の前には目的地である沢田家が。
漫画で見たまんまだー!って、興奮しそうなところだけど、ここはグッと堪えて…
気合い入れなきゃ…!
まずはツナ・獄寺くん・やまもっちゃんの並盛3人組が中へと入っていった。
その後ろ姿を不安げに見送っていると、肩に乗っかってるリボーンがポンポンと頭を撫でてくれて…
たったそれだけなのに、私の心は少しずつ落ち着きを取り戻していった。
それから数分後、不意に開いた玄関のドアからツナが顔を覗かせ、こちらに来るように数回手招きする。
私は改めて気合いを入れ直し、これから発する言葉を心の中で繰り返しながら、1歩ずつ沢田家へ進んだ。
「母さん、この子が今言ってた木下さん。」
「は、初めまして!木下スズと申します…!」
「初めまして〜綱吉の母です。何か私にお話しがあるとか?」
「はい!あ、あの…」
緊張からか私がそう言いかけて止まってしまうと、後ろにいた獄寺くんとやまもっちゃんが同時にポンと背中を押してくれて…
横を見れば相変わらず可愛い笑顔を向けてくれるツナ。
肩に乗るリボーンからも温かい視線を感じる。
うん、大丈夫!いける…!
そう確信した私は、ゆっくりと今の自分の状況を話し始めた。
「…信じられないかもしれませんが、私はこの世界の人間じゃないんです。
私が元いた世界では、ここにいる皆が漫画の中のキャラクターとして存在しています。
どうして私がここに来てしまったのかは分かりません。
でもしばらくは、ここで生活しなくちゃいけないと思うんです。だけど家もなければお金もなくて…
なので、どうかここに居候させてもらえないでしょうか…!」
「母さん、オレからもお願い。スズすごくいい子だし、一緒にいて楽しいんだ。
それにほら、オレの隣の部屋がちょうど1つ空いてるしさ!」
「「オレらからも、お願いします!」」
「ママン、こいつの面倒はオレがしっかり見る。だから、ここにおいてやってくんねーか。」
「皆…!お願いします!」
「いいわよ!」
「…え?」
私が頭を下げた瞬間に聞こえてきたその言葉を、最初はよく理解できなくて。
思わずぽけーっとママンを見つめてしまった。
でも続けてママンが言ってくれた言葉は、本当に優しくて温かいものだったんだ…!
「大歓迎よ、スズちゃん!難しいことはよく分かんないけど…そんなの関係ないわ!
私、何か娘ができたみたいで嬉しいのよ〜
そうだ!今日は他のお友達も呼んでパーティーにしましょ!うん、それがいいわ!
そうと決まればツー君、早く部屋に案内してあげて!」
「え、あ、うん!」
「これからよろしくね、スズちゃん!」
「はいっ!こちらこそ、よろしくお願いします…!」
腰を90度に曲げてガバッと頭を下げれば、"そんなに硬くならないでいいのよ"と、笑いながら鈴の音のような声で言ってくれる。
ママンの懐の深さと大きさは本物だったよ!本当感動だ…!
「良かったな〜スズ!」
「10代目とお母様に迷惑かけんじゃねーぞ!」
「うん!2人ともありがとう!ツナとリボーンも!本当にありがとっ!!」
「どういたしまして。無事に許可貰えて良かったよ!」
「オレが手伝ってやったんだから、当然の結果だぞ。」
「ふふっ。ですよね!」
こうしても私にも安心して眠れる場所ができました!
明日から何かと忙しくなりそうだな〜
まだ会ってない人達にも会いたいしっ!
あ〜楽しみ!!
to be continued...
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