ツナに部屋を案内してもらった後、私は夕飯を作るママンのお手伝いをすることに。
これからしばらくお世話になるんだから、このぐらい当然のことよね!
あ、それはそうと…
今は、原作でいうとどこまで進んでるんだろう?
ビアンキやディーノさんは出てきたのかな?
ふと浮かんだそんな疑問の答えを、私は今日知ることになる。
標的7 新たな出会い
私が手伝い始めてから1時間もしないうちに、食卓にはママンお手製のそれはそれは美味しそうな料理がたくさん並んだ。
"スズちゃんの歓迎パーティーだから、今日はいつも以上に腕をふるったのよ!"
そう言って笑うママンがすごく可愛くて…!
こんな素敵なお母さんに育てられたツナを、心から羨ましく思った。
そうして物思いに耽っていると、不意にママンから名前を呼ばれて…
「あ、そうだスズちゃん!」
「はい、何ですか?」
「私ちょっと回覧板届けてくるから、ツナ達のこと呼んでおいてくれる?」
「あ、分かりました!気をつけて!」
「ありがとう〜!やっぱり女の子がいるといいわね〜」
ルンルンという効果音がピッタリはまるような笑顔で出て行ったママンを見送ると、私は早速2階にあるツナの部屋へと向かった。
コンコン
「はーい。」
「ツナ〜私〜ご飯出来たよ〜。」
「あ、了解〜」
ノックの後、私がドア越しにそう声をかけると、中が少しザワザワして…
それからすぐに例の3人とリボーンが姿を見せた。
「手伝いお疲れ様、スズ。」
「ありがとっ!にしてもママンって本当に料理上手だよね〜」
「そうかな〜普通だって。」
「もう〜照れちゃって〜」
「て、照れてないから!!」
ツナとそんな会話をしながら階段を降り、リビングに入ると各自自由に席を選び腰を下ろした。
ちなみに私の左隣には獄寺くんが座ってます!
ここまでの様子を見ると、やっぱりランボさんやビアンキ達にはまだ会ってないのかもしれない。
だって他の人ならまだしも、あのウザ可愛い牛っ子がいたら、きっともっとうるさいだろうし…
ん〜ちょっと残念だな…会えるのはもう少し先か。
「んなことねーぞ、スズ。」
「! えっ?」
「ニイッ。もうちょっと待ってろ。」
読心術で心を読まれたことにも驚いたけど、それよりも"んなことねーぞ"ってどういう意味?
もうちょっと待ってろってことは、もしかして今日中に会えるってこと?
心の中でそう思いながらリボーンを見れば、彼はまたニイッと笑うだけ。
その笑顔を見て、私が期待に胸を膨らませていると…?
「ガハハ!ランボさんが帰ってきたぞー!」
「うるさいわよ、アホ牛。」
「あっ!ツナ兄帰ってたんだね!おかえり〜!」
「(ペコリ)」
「よぉ、ツナ!邪魔するぜ。」
「ツナさん、こんばんは!お邪魔します…って、はひ!そちらの方はどなたですか?」
ハルちゃんのその一言で、今ツナの家に入ってきた人全員の視線が私に集まった。
右を見ても、左を見ても、知ってる顔ばかり。
ツナ達と同じぐらい会いたいと思ってた人達が、今私の目の前に勢ぞろいしている。
リボーンが言ってたことは本当だったのね…!
「…キャー!!ハルちゃ「落ち着け!!」
あまりの嬉しさに例の興奮病が出た私を止めてくれたのは、隣に座っていた獄寺くんだった。
ビアンキが偶々サングラスをかけてたから、倒れずに済んだみたいで…
でもね獄寺くん…止めてくれるのはすごく有り難いんだけど、止め方ってあるじゃない。
今私は彼の右腕が後ろから首に回され、左手で口を塞がれてる状態なわけです。
私、仮にも女の子なんだけど!!
そう抗議しようと、すぐ近くにいる彼の方をチラッと見れば、そこには何とも整ったお顔が…!
キレイな肌に翡翠色の瞳、髪の色だってキラキラした銀髪で、おまけにすごくいい匂いもする。
これはモテるわ。モテない要素がないもん!
私はさっきまでの抗議する気持ちがすっかり消え、ひたすら隣にいるイケメンを見つめてしまった。
と、そんな私の熱すぎる視線に気づいたのか、彼が声をかけてきた。
「…落ち着いたか?」
耳に届いたその声に肯定の返事をしようと、首を縦に振る私。
その合図を確認した彼は呆れたような表情のまま手を放してくれた。
「あ、ありがとう獄寺くん。助かりました…!」
「ったく…あんま暴走すんなっつの!」
「はい、すんません…!」
この獄寺くんとのやり取りを、ハルちゃん達は不思議そうに見つめていて…
何か無性に恥ずかしいんですが…!
そんな私をフォローするように、ママンが戻るまでの時間を利用してツナが私のことを紹介してくれた。
みんな最初は驚いてたし、ランボさんに至ってはたぶん理解できてないと思うんだけど、最終的にはツナ達と同じように信じてくれたみたいで…
「スズちゃん、すごいです!時を駆ける少女ですね!ぜひハルとお友達になってください!!」
「もう喜んで!!」
「私も友達になりたいわ。これからよろしくね。」
「はい!こちらこそ、よろしくお願いします…!」
「僕もスズ姉って呼んでいい?」
「! 当たり前じゃないの!!」
「ランボさんが遊んでやるもんね!」
「うわっ、ウザ可愛い!よろしくお願いします!」
「○※△@¥!」
「リボーン、イーピンは何て?」
「"私も一緒に遊びたい"って言ってるぞ。」
「大歓迎よ!ケーキも一緒に食べようね!」
「ははっ!本当おもしれー奴だな!オレともダチになってくれっか?」
「もちろんです、ディーノさん…!ヤバッ…鼻血出そう。」
とまぁこんな具合に無事初対面も済み、食卓は何とも和やかで賑やかな雰囲気に!
数分後にはママンも帰ってきて、全員で…
「「「いただきまーす!」」」
to be continued...
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