とある居酒屋…
少し広めの和室に、タイプの違うイケメンたちが集合していた。
無陀野たちの後輩にあたる、印南・朽森・百鬼・並木度・猫咲の同期5人である。
飲みの場は久しぶりということもあり、それぞれ仕事の愚痴や人間関係のイライラなどを好き勝手に喋っていて、場は大いに盛り上がっていた。
と、そこへ不意に姿を見せた1人の女子。
店員の案内で目的の部屋へ向かっているスズは、朽森からの呼び出しを受け、ビビりながらもこの居酒屋へと馳せ参じた。
先輩たちの所謂同期会と呼ばれるものに、関係のない自分が参加していいはずがない!と散々断ったのだが…
それを聞き入れるぐらいなら、最初から誘ったりしない。
結果、押し切られる形でスズはこの場へとやって来たわけだ。
だが和室の手前にある引き戸を閉じてすぐ、背後でガタッと嫌な音がした。
慌てて振り返り引き戸に手をかけるが、案の定開く気配はない。
意を決して目線を下げれば、そこには1枚の紙が差し込まれていた。
今、目の前の異変に気づいているのはスズだけだ。
彼女に"早くこっちおいで〜"と声をかける5人の男たちは、程度は違えどほろ酔い状態の者が多い。
久しぶりの楽しい同期会をこのまま続けるためには、この変なイベントにどう対応すれば良いか…スズは返事をしながら頭をフル回転させる。
「("誰の膝"っていうのは書いてないから、きっとこの中にいる人なら誰でもいいってことだよね…!)」
その人にだけ事情を伝え、こっそり協力してもらうのが一番影響が少ないはず!
そう考えたスズは、決意を胸に紙を握り締めた。
どの席の人に声をかけようか…?
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某練馬区隊長の愚痴が聞こえる席 → 211ページへ
リンゴジュースが置いてある席 → 212ページへ
一番強い酒が置いてある席 → 213ページへ
どこに行こうか迷ってしまう → 214ページへ
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