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幼馴染みが旦那様?!
一*******
──1ヶ月後。
私は母親の運転である一軒のアパート前に来ていた。
そう。私が今いるのは幼馴染みのアパートの前である。
因みに母親は私に爽ちゃんの部屋番号だけ告げて "飛行機の時間あるから。" と帰ってしまったのだ。
本当、マイペースな母親には呆れしか芽生えてこない。
──というか爽ちゃんに会うのなんていつぶりだろう。
私は最後に爽ちゃんに会った日を思い返した。
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爽ちゃんの家は元々私のお隣で高校卒業するまで爽ちゃんとはよく一緒に途中までだけど、登校していた。
だけど、爽ちゃんは高校を卒業して大学入学と同時に独り暮らしを始めてしまった。
もちろん、それからも休日には帰って来たりしていたから爽ちゃんに会えてはいた。
──そうだ。爽ちゃんにあんまり会えなくなったのは爽ちゃんが就職してからだ。
最後に会ったのは3ヶ月前くらいだったかな。
──そう思い返してみるとなんだか急に緊張してきた。
だけど、大好きな爽ちゃんに会いたいって気持ちは大きくて…。
私は緊張した面持ちで母親に教えてもらった部屋番号を探した。
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