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幼馴染みが旦那様?!




「…そうか…美亜と会ってた時って休みだったし私服だからな。」
「…うん。」


爽ちゃんに言われて気付いたけど、わざわざ休日にまでスーツ着る人なんていないよね。

私は自分の発言に少し恥ずかしくなってしまった。


「美亜」

恥ずかしくなって俯いているとふいに名前を呼ばれて顔上げると、爽ちゃんはいつの間にか片手にデジカメを持っていて──。


「…せっかくだから一緒に写真撮るぞ。」


そう言いながら昔と変わらない笑顔の爽ちゃんに恥ずかしくなっていたことなんて一瞬で忘れてしまい、何年ぶりか定かではない爽ちゃんとの写真に嬉しくなって私は大きく首を縦に振っていた。


爽ちゃんと隣合わせになり爽ちゃんが少しデジカメを上に持ち上げた時だった。


「美亜!」



そう私の名前を呼ぶ声が聞こえそちらに視線を向けると…。

そこには奈美ちゃんが立っていた。


「あ、奈美ちゃん!」
「…写真撮るの?私が撮ってあげるよ。」
「え、いいの?」
「もちろん!…あ、爽介さんお久しぶりです。」
「久しぶり。奈美ちゃん。」
「覚えててくれてたんですか?私のこと。」
「うん、覚えてるよ。よく美亜の家に遊びに来てたよな?」
「はい!覚えててくれて嬉しいです。」


そんな爽ちゃんと奈美ちゃんの会話は暫く続き気付けば会話は私と爽ちゃんが結婚した話になっていて未だに爽ちゃんと結婚したことが夢みたいで私は再び恥ずかしくなってしまった。

暫くしてそんな私の様子に気付いたのは爽ちゃんだった。

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