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可愛い嫁




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アパート付近の駐車場に着いて車を停め、腕時計を確認すると時刻は二十三時過ぎ頃だった。


車から降りて閉錠してからアパートの自分の部屋に向かった。





美亜と結婚する前は真っ先にポストを確認していたのだけど、美亜と結婚してから美亜が確認してくれていて自然とポストを確認することもなく部屋のほうに向かうようになっていた。



エレベーターで上がり、五階の一番奥の『502』と書かれた扉が俺の部屋──あ、今は俺と美亜の部屋である。


部屋の前に着き鞄から鍵を取り出してドアを開けた。

美亜には俺の帰宅時間が遅いときは鍵を掛けるように言ってある。


このアパートは俺が大学生の時から住んでる部屋でオートロックとかいうものがないから危ないしもし美亜に何かあったら俺が絶えられない。


──玄関に入ると俺が帰ってきたのに気付いたのか美亜が駆け足で出迎えてくれた。


「爽ちゃんおかえりなさい!」
「ただいま。それよりまだ起きてたのか?」


俺はてっきり美亜はもう寝てるとばっかり思っていた。

なぜなら今の時刻は二十三時半になろうとしているからだ。

まだ週末には後三日ほどあるから美亜も学校がある。


「爽ちゃんが帰って来るのをどうしても出迎えしたくて…ごめんね。」


美亜の体のことを心配していたのに…。
そんな言葉が嬉しくて俺は思わず美亜の手を取り抱き寄せていた。




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