何も持っていない振り
大好きなものを作るのが怖かった
だって私はそうして傷つくから
かなしい
ゴポゴポと音を立てながら耳の隣を通って行く水の音
むなしい
何処か身体が重くなって行く
こいしい
私は確かに愛していた
だから
私のこの気持ちはきっと
『(だいすき)』
この火がまた、消えかける
「ーーー!!」
何かが聞こえる
嗚呼、なんだろう
何だか懐かしいや
「ーーだ!いーーろ!!」
私楽しかった
楽しい時間が好きだった
私本当は皆ともっともっと
私が私を愛していたから
君らと話すのが怖かった
だからごめんなさい
もう色んな感情が溢れてよくわかんないや
私はそのまま淡い母と父の手を見て
また嬉しい気持ちに駆られて笑ってやったんだ
でもなんでだろう
2人して嬉しそうに笑うのに
なんでだろう
胸が痛いんだ
やっと見つけたのに
胸が、痛いんだ
すきでした。だからもう行かないと
手はまだ、放せるわけなかった
そうして久しぶりに涙があふれ出た
嗚呼、かなしいなぁ
嗚呼、こいしいなぁ
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/utakata3/novel/28/?index=1泡沫の白昼夢