透き通るまであと少し
葵「おっはよー!都佑!!」
『・・おはよう、あおちゃん』
昨日変な時間に起きてしまったので少し寝不足だが
そんな事は知らないと言わんばかりにテンションが斜め上に高い
同室であり私の唯一の気を許せる秋月葵が私の眠たい身体を
バンバン叩くので軽く手を叩いてやった
うん、今日も私は冷静だね。良い事良い事
葵「もう、そんな教科書が人間になった様な顔しない!」
『それを言うなら教科書と言う様な型の人間とかそんな回答じゃないの?』
そう言ってとりあえず全裸から褌でそれなりにもっこりを作り
何時もの様に少々ふわりとした少々日に当たると赤く見える
ラズベリーブラウンの髪の毛がこの時代
パーマという概念すらないのに
髪自体にウェーブがかかっている感じで
湿気があるとよりウェーブが強くなり、
髪の毛が広がりやすく、膨らみやすい髪質なので
シトシトと今日の霧雨になっている
天気だと爆発的になるのが悩みだったりする
と言っても、これは変装でしかない
不破雷蔵程ではないが、それなりに
もこっと広がるのだ
というかそう言う仕様に仕立てているのも
この同室である秋月葵の仕業である(あおちゃんと呼んでいる)
因みに私達の通り名は"五年のお調子コンビ"らしい
誰がお調子コンビだ誰が。
私は綺麗に「八方美人」という通り名を貰ってるのだ
お調子者が八方美人・・にもならなくもないか。
うん、もう考えるのを辞めよう。
葵「おばちゃん!僕B定食!
あー!都佑ったらまーた
考え事放り投げただろ!?
ほら、元に戻す!」
そう人のいるこの場所で投げ捨てただろう
場所の方角をきちんと狂いもせずに
戻してくる辺りおかしいと思うんだろうが
私はもう深くは考えない
『はいはい、元に戻したらー・・
ーーーブン投げる!!』
竹谷「おほー!?相変わらずやってるなー!」
そう言って来たのは同じくろ組である竹谷
とその後ろから不破が悩みながらそして鉢屋が
「A定食にするから雷蔵B定食にするぞ」
とそんな三病以前の問題が出て来て笑った
『おはよ、元気だね皆』
竹谷「おはよ、岡本は元気じゃないのか?」
鉢屋「このどんよりした雨で元気なのは八位だろ」
『それかこの同室のあおちゃんだろうな』
葵「いやぁー!あおちゃん照れちゃう!!」
そう言って両腕で顔の辺りを隠し出したので
中二病とぼそり呟くとンダコラ
と反応を少し返してきたのを
笑って食べ物を今日も今日とて規則的に
ご飯を喉に流し込んで胃に送る生活だ
『あれ、今日なんかあったけ?』
竹谷「あ?ぬはぁうん?(あ?なにが?)」
葵「合同は昨日やったばかりだし今日は休みだよ」
不破「午前中は授業だけど午後は休みってば・・・」
鉢屋「その言い方からすると
今日一日休みみたいな良い方だもんな」
ニヤニヤと人の間違いを指摘する鉢屋に
何をー!?と秋月が席を立つ
ワイワイとし始めたので私はすぐにおばちゃんに
ご馳走様を言って返してそのまま席を離れた
葵「・・・」
秋月がふと都佑が出て行った場所を見つめるものなので
あの学園一迷う雷蔵が迷わずにきいてきた
不破「岡本って毎回人が来ると
一気にかき込んでそのまま
何処かに行くけど、知ってるの?」
それに葵は「さぁ、教室か図書室でしょ」
と言って何事もなくそのままご飯を食べた
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