僕はきみといたい



ため息をつく、はじまりの日



三郎side


天女が来てからかれこれ一か月になろうと言うところで
都佑はお面を付け始めた


最初は上手く変装が出来ない様になったと言い出したのだ
それに勘右衛門達は「そう」とだけ言って終わった

勿論心配もしたさ
学級委員長としても、1人の男としても
都佑の体調は以前よりは確実に悪くなっている
無理をしている事は確かなのだが


『ごめん、先行くぞ』


そう言って俺達を避ける傾向に入っている
まぁ今迄避けていたのは自分達だし
直ぐに仲良くなるとは思っていなかったが


三郎「(こうもあからさまに相談もされず
避けられると滅入るなぁ・・・)」


三郎は1人頭を抱えていた


そうして考えて出た結果は





三郎「よし、尾行しよう!」


とのことで・・・?







)))))))))))))))))))))))


三郎は都佑が通っている部屋を数日前から見つけ出していた
其処には無表情で居る少女がじっとしている
それに都佑は只今と言っていた

それからは本当に今日の情報を全て口に出して
ゴロゴロと部屋の中でくつろいでいた


最近ぼーっとする時間が更に多くなったとか
三郎にまで心配やご迷惑をお掛けしている気がするとか
本当にどうでもいい食事の話とか

色んな事を話しては違うだのこの方がいいだの言っている事に
少女は何にも驚かず話さず只じっと見ていた

確かに雷蔵の言う通り
都佑には悪いがこれは気味が悪い
私からしたら気味が悪いを通り越して一種の恐怖にしか感じ得ないが
そんな事はどうでもいい

よっぽどこの場所を気にっているのか
警戒心の欠片も感じれない都佑に
かなり心労が溜まっている事なのを察する

『ううん、何とかしなければいけないとは
踏んでいるんだが如何せんこれは自分だけの
問題ではない気がしてならない・・・んん?』


疑問の声が混じってくる
バレたかと踏みじっと見ていると
都佑からは予想通りの言葉が出てくる


『・・・誰かがこの部屋に一度入ってきているな?
匂いがする、別の匂いだ、』



それに都佑は今日何度目か分からない溜息をついて
少女の方に近寄る

余程疲れているのだろうか?
バタリと倒れるように布団の中に倒れて
ゴロゴロと少女の方を見ながら眼をパチパチと
ゆっくりと瞬きを繰り返した


『ごめんね、雷蔵にまさか出会っているとは知らなかった
君を侮辱されたからついついやりたくもない苦無を
本気に近い程の威力を出してしまったよ。
大人げない、実に大人げない、この記憶が正しければ
私はこの時代の人間じゃないんだろうね』


何を言っているんだろうか、彼は

この時代の人間ではない?



『この記憶、君のだよね。
同時に嗚呼、そうだそうだった!』


嗚呼と嘆きだす都佑
でも直ぐにどうだった?と疑問を出す


このまま居ても何も情報は得られないだろう
寧ろそっとしておいたほうがいい

そう判断した私はそのままそっと屋根裏から逃げるように出て行った



















『・・・行ったか、はぁ』

「・・・・」

『んん?うん、君の事を調べようと思っている輩が出て来たらしい
君は誰にも見えない筈なのにね、天女がこの空間を変に出しているのか
それとも』


天女の所為で私の中に特殊能力が浮かび上がって来てるのか

どちらかと言えば後者の方が確実性はある
一刻も早く天女様には天に帰ってもらうべきなのだろうが


『天女様が居なくなれば君も必然的に居なくなるだろうなぁ』


自然とそれは嫌だと思ってしまう


きっと何処かで繋ぎ止めておきたいのだろう

否、繋ぎとめるだけのものみたいな

そんな状態


どんな状態かと問われても
今の私に答えなど到底言えるわけもない


『まぁ、いいか』






























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