合図を送る合図



ずっと分かっていた

こんな事になる事も

きっとこうなるって大体頭の中に映像が浮かび上がる



『あーあ、元の姿に戻ってしまった
本当に世界は"私"が好きだよなぁー』

葵「都佑」

『ん?"私"の事かい?はいはい!あ、都佑ちゃんは
暫くお休みって事にしているから裏の口合わせ宜しくぴー』

葵「分かったそれでお前がいいならな」


『・・・さて、人を集めよう』


天女様反撃です










時計を壊す







学園長の庵(いおり)の前
私は独りで失礼しますと正座をして中に入った



学園長「して都佑よ何のようじゃ?」

『単刀直入にお聞きします。
天女に力を付けたのは学園長もしや貴方ではありませんか?
正確には天女に力を付けて振り落とした神様が
此処に居る様に頼んだ、それは私や秋月葵等
この学園に居る筈もない人間が居る様な事を隠すために』

学園長の眼が開かれる
それで私は確信した

嗚呼、この人も敵だったのか、と


学園長「敵とは命の恩人に言う言葉かのぉ」

『学園長いえ、大川殿と言った方がよろしいか。
私は"いつもの岡本都佑"とは違う身
正直此処の人間ではありませんから。
まあちょっといい方キツイですが知ったこっちゃない』



天女は天才な上に魔法で男を虜に出来る

一方私は凡人な上何も出来る事はない
寧ろ悪化するような事をしている様で気が気でない位だが
色んな人やこれからの事を考えると
どうしても居ても立っても居られない



学園長は深いため息をつき分かったと言った


学園長「ライ様出て来て下され」

ライ「どうやらもう一人居るようですね」

そう言って出て来た人間は銀色の髪をした神様の様な人だった
黒い衣装に深い緑の紐等インパクトが大きい


ん?黒い?

『(およ?黒くて緑って何処かで見た事が)』

ライ「おや、君は・・そうか、
貴方がこの世界に来ていたのか
それは辛かっただろう。」

そう言ってライは都佑を抱きしめる
何が何だか分からない都佑に学園長は
知り合いかの?と声をかける


ライ「ええ、前に私だけでなく友や家族までも
助けて頂いたことがある恩人です」

『え!?私そんな事した覚えないですけど!?』

ライ「いいのです。さ、一つ力を付けて差し上げましょう
おまけに貴方の望んでいた夢を一つ叶える事も出来ます
どうですか?」


そう手を差し伸べられて私は手を引っ込める
どうしたのですか?と声がかかる


『えと、あの』

ライ「大丈夫、少しずつでいいですよ」


『あ、はい、あの・・
夢を叶えるとはどんな願いも良いのですか?』

ライ「ええ、叶えたい夢があるのでしょう?」

『あるにはありますが・・・分かりました。
考えておきます、それで力、魔法を一つ
かけてもらえると聞いたので前々から
かけて欲しいものがあってですね?』

ライ「ほう、かけるなとは言われた事がありますが
かけて欲しいと具体的な内容を持ち出す人は
貴方が初めてですよ!流石見込んだ人!!」

そう棚に上げるライさんに都佑は苦笑いで返した
見込まれて嬉しいと思えばいいのかそれとも
終わったと呆れた方がいいのか分からない


ライ「それでその願いは」

『はい実はーーーーー』

























「(今日も簪貰ってー♪小平太も雷蔵も
可愛いったらありゃしない
それでも三郎が来ないのが嫌だよねー)」

『天女様天女様!』

にぱっとした笑顔で都佑が天女に近寄る
ちょっと嫌そうな顔をしたがすぐに顔を変える
雷蔵と勘右衛門に囲まれていた天女は
どうしたの?と聞いてみる

都佑のキラキラした顔は初めて見るからだ
なんだか嫌な予感がしなくもない


『実は天女様に出てほしい大会がございまして』

勘「何企んでんの」

『いやいや、それが哀しくも
学園長の思い付きでしてしかもつい先程決まったやつですはい』

「え!?どんなもの!?」

『その名も"歌って踊って採点だ!"です!』

ネーミングセンスの欠片もないのは今に始まった事ではない
とにかくその大会に上級生しか集まらないと言う情報に
乗らない天女は居なかった



『しかも二名しか舞台に出れないので学園からは
この私"本物の岡本都佑"が相手をしましょう。
まぁ天女様に立ち向かっても負ける事は間違いないでしょうが』

「あら分かっていてやるだなんて凄いわね」

『ええ!何て言ったって学園長の・・・あはは』

遠い目をしだした都佑に何となく同情する
あの学園長なら死んでもやり遂げよと言うのだろう
丁度都佑の暗殺を謀っていた天女には絶好の機会と見た



「いいわよ、やってあげるわ!」

雷蔵「天女様!?」

『三郎が後で天女様にルールの説明とその他もろもろ
やってもらう事になっていますので楽しみにしていてください』

そうぺこりとお辞儀をした都佑はすぐに『では!』と
走り去っていく

その姿に雷蔵は少し何かがおかしいと思いながらも
天女様の声に何を考えていたのだろうと分からなくなった

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