青と赤を操りし者
「レオ、お前は本当に何もできないなあ!」
「すみません……」
「あーあ、本当にあの第1消防隊にいる子がいればなあ」
――――――何でいつも俺は……
――――そうだ、あいつがいなければ……
心の中に潜む邪な気持ち
「なあ、レオ」
俺に声をかけてきた男3人組
「……しないか?」
――――頭で分かってはいてももうダメなんだ
「あぁ……」
――――――――――――
『カリム中隊長が?』
「あ、あぁ……」
『ええ、また怒られるのかなあ……』
顔をしかめる目の前の彼女はきっとこれから起きることを予想してない
そして、僕は彼女とその場所へと向かった
『レオさん、本当にここにカリム中隊長が呼んでたのですか?』
「そうですよ」
連れてこられたのは使われているのかも怪しいとある部屋。中は真っ暗で何も見えない。
足を踏み入れた時だった。後ろでガチャリと鍵が閉まる音がした
え。
そう思ったが遅かった
突然後ろで手を捕まれ押し倒された
電気がついたが急だった為、目がチカチカして状況を掴むには少し時間がかかった
ゆっくり目を開け、周りを見れば見たことすらない男3人、そしてレオがいた
『ど、どういうこと?』
「まだ分かってないの?君は騙されたんだよ」
レオにもたれかかり、話す男
『レオさん何で……!』
「お前がムカつくからだよ!!!」
私の話を遮って大声を荒らげるレオ
握った手は赤くなっていた
こちらを見つめる瞳は恨みに満ちていた
「俺は能力が強くなければ体力もない!何をやっても上手くできない!なのに……!なのに……お前は……!!」
急にやってきたと思えば能力者で体力もあって……
必要とされる人間……それが目障りだった!
レオの言葉に絶句した
今までそう思いながら話してくれてたのか……?
『だけど、こんなことしたら隊を抜けさせられるかもしれないんですよ!』
「抜けさせられる?」
ハハッと乾いた笑いを見せるレオ
「そうなるのはお前だよ」
そう言いながら近づいてきた男は顎に手を添えをグイッと持ち上げた
気持ち悪い
そう思うが後ろで別の男に抑えられている為身動きが取れない
「ここにいられないくらいにお前をぐちゃぐちゃにしてやるよ」
その一言で上に着ていた服を破られた
『っっ!!!』
突然の事に頭が真っ白になった
声をあげようとしたのがわかったのか口を手で抑えられた