青と赤を操りし者

私の部屋に着き、ベッドの上にいつもとは違い、優しくおろしてくれた

「じゃあな、ちゃんと戸締りして寝ろよ」

立ち去ろうとしたカリムの手を掴んだ

『あ、す、すみません……』

こちらを見て、少し目を細めたかと思えば
ちょっと待ってろ。とだけ言い、部屋から出て行った
わ、私なんで掴んでしまったんだ……!
絶対迷惑だろうなあ……
怒ったのかな……

「別に迷惑でも怒ってもない」

『わぁっ?!?!』

あれこれ悩んでいればいつの間にか帰ってきたカリム中隊長

『あ、あの……』

「今日くらいは甘やかしてやるからさっさと寝ろ」

ベッドの下に腰をかけるカリム

『え、っとその……』

「言いたいことあるのなら早く言え」

意を決して口を開いた

『一緒に寝てもらえませんか?』

その一言に時が止まったかと思った

「お前……俺も男だぞ……?」

『カ、カリム中隊長だったら信用しているので……』

で、でもダメですよね……。

「涎垂らすなよ」

そう言い、ベッドに潜り込み、腕枕をしてくれるカリム

『っ!!ありがとうございます……』

ああ、安心できるなあと思い、カリムの胸へと顔を預けた

「お前って奴は……」

って、もう寝たか、
幸せな顔をしてやがる。俺の気持ちも知らないで
幸せそうに眠る彼女のを優しく撫で、自分も眠りについた

――――――――――――日差しが差し込み、起きろ。と言ってくる
身体を捩り起きようとすればいつもは無い温もりがそこにあった
パッ止めを開ければそこにはカリムのドアップ
ビックリし、思わず起き上がったがそこでふと思い出した
そういえば昨日、自分が無理を言って頼んだのであった

ジィーっと顔を見つめ、かっこいいなあ、
そう思った。鼻筋も通っており、身長も高いし、顔も整っている

「人の顔に何かしようとしてるのか」

『ひっ……!!!』

バチリと目が合った
起きてたのなら言って下さいよ!!!
そう言えば、私が起きる前から起きてると返された

寝たふり……!!やっぱり性格は難ありだ!!
そう思い、睨んでいれば部屋から出ていこうとするカリム

『あ、あの』

振り返るカリムに駆け寄った

『ありがとうございました……』

そう言えば目を瞑れと言われた
疑問に思いながらも目を瞑れば唇に感じる暖かい感触
目を開けたらまたもやカリムのドアップ

え。今……

「じゃあな」

それだけ言えば部屋から出て行った
今、キスされた……?
頭はパンクしそうだ……

Ichirinsou