青と赤を操りし者
「今日から第1特殊消防隊に配属されました環 古達です!よろしくお願いします!」
修道服に身を包んだツインテールの似合う女の子だ
そしてやっと歳の近い女の子だ
『よろしくね!』
挨拶を交わせば、少し戸惑いながらも握手を交わしてくれた
「あ、あの凛さんはどこの隊なんですか?」
『私はカリム中隊長だよ』
「そうなんですね!じゃあ、私とは違う隊になっちゃいますね」
そう、彼女は烈火中隊長に配属されたのだ
どうやら烈火中隊長に一目惚れをしたらしい。
確かにかっこいいとは思うけど性格がなあと思ったことは秘密だ
烈火中隊長に呼ばれているということでその場を後にした
『あー……』
カタカタ
カリカリ
息が詰まりそうだ
もちろんそれだけ集中しているのにも訳はある
だけどここまで張り詰めた空気は死んでしまいそうだ
チラリと横を覗けばカリムが報告書をチェックをして、サインをしていた
あれから何も起きていないが未だに少し気まずいことに変わりなはい
じぃーっと見ていたのがバレたのか思い切り頬を握られた
「さっきからあまり進んでないようだがサボってる余裕があるのか?」
『い!いひゃい、いひゃいでしゅ!』
ギリギリと音が聞こえる
千切られる!!!
必死に抵抗をしようにも目がマジだ
『ひゃりましゅ!ひゃりましゅ!!!!』
涙目になりながら誠意を見せればやっと頬から手が離れた
「お前のやつを手伝ってやってんだから集中しやがれ」
『うっ……ごもっともです……』
そう、今この部屋には私とカリム中隊長しかいない
それもそのはず今日は休みの日だ
なのに仕事をしているのは私が中々に報告書を溜めていたからだ
もちろん溜めたくて溜めていたわけではない
前線に呼ばれることが多く、中々手をつける事ができなかったのだ
それをチェックしてもらう人が必要ということでカリム中隊長が休みを返上して手伝ってくれているというわけだ
本当は感謝してもしきれない
かなり野蛮だけどね!!!
心の中で少し悪態づけばバレたのかまた睨まれた
『ひっ!!!すみません!!!』
「次サボってみろ、次はお前のこと食うぞ」
『っ!!!』
その言葉を聞けば集中しなくてはいけない。
そして私は机に再び齧りつくのであった