青と赤を操りし者

一斉に全員走り出す
後ろを見れば1人の男の子が立ち竦んでいた

あの子……
そう思った時だった足から炎が吹き出し、宙に浮いたのだ
第三世代ね……
これは追いつかないなあと思いながらそのまま入口から入れば中は薄暗く目を凝らしてみなければ見えないほどであった
それぞれ皆、別々に歩いていく中、私と環、そして何故か変な髪型の少年も一緒だった

『あなたは……?』

「これは失礼、第8特殊消防隊所属 騎士王 アーサー・ボイルだ。」

騎士王……?

頭の中ははてなだらけだ。

『第1特殊消防隊所属 凛 卯月です。よろしくね、』

それぞれ自己紹介を終え、中を歩いていれば突如目の前の部屋から爆風が起こった

「何だ?!」

『っ!』

駆けつければ中にいたのはアーサーと一緒にいた男の子と帽子を深く被り、スーツに身を包んだ男だ
こちらを見るとニヤリと笑っていた

「お〜〜。今日はツイテルな」

そう言いながらこちらに近付いてきた
こいつ私を知ってる?

「おい!そいつから離れろ!!変な能力を使う!」

『っ!』

その言葉が発された瞬間だった
一気に距離をつめられカードのような物から発火をさせ、こちらに飛ばしてきた
やばい。そう思いながらも必死に相手の炎を相殺すれば、身体が飛ばされ壁にぶつかった
ゲホゲホと咳き込んでいれば環がこちらに寄ってきた。

「大丈夫?!」

『環ちゃん危ない!』

またこちらに向かって男が走ってきたがそれはアーサーによって止められた

「これはめんどくせぇな、おいそこの娘、いいことを教えてやる」

私の方を見て、口を開く男
良いこと……?

「お前の姉は生きている。そしてお前はキーだ。狙われないように気をつけるんだな」

そう言えば、周りに鉄粉のようなものが舞き散らしながら姿を眩ませた

『どういうこと?!待ちなさい!』

男は消えたはずなのに言葉が聞こえた

「お前達、消防官はヒーローか悪魔か、これから楽しせてくれよ」

バチバチと空中を漂う粉が破裂を始めた

『これは……!!環ちゃん!急いで天井に穴を開けて!』

「任せて!」

アーサーを察したのか環が穴を開けやすいように天井に亀裂をいれた

「みんな俺に掴まれ!!」

両脇に隊員を抱えた男が言った
その言葉を聞き、掴まれば一気に上昇をし、上と飛び出ると共に建物は爆発。
爆風で身体が飛ばされた為、捕まっていた男から手が離れてしまう

Ichirinsou