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世界観:歴史 人種 |場所:現世の国々 冥界 Yarrow 天界魔術その他
 
シドの病院にあった古いメモ

・解離性同一性障害(Dissociative Identity Disorder:DID)
様子を見ていると、末娘にその可能性がある。
私たちの環境の変化、何より義弟の教育が引き金のようである。
副人格と対面したが、鏡の自分と対話をしているよう。副人格は、憧れを抱いている人物に限りなく近くなるらしい。→私

・娘の治療について
気付いたときにはもう手遅れだった
ただ、本人には人格の切り替えを自覚しているらしい。話を聞く限り不便はしていなさそう。→このまま様子を見る

・副人格について
そちらの方が意識が強いらしい。いつか乗っ取られないか心配だ


(300年ほど前の日付で書かれている。保存状態がかなり良い)
変化の力

ある寺に「変化の力」持つ幼子あり
親はなく,はらからなく,身寄りなき子として,寺に預けられし身なり
この幼子知恵を持ち,教会に伝わりし歌声を解す

子を殺すを愛す者,この地に踏み入る
子供は逃げ惑い,幼子は蔵書の中に忍ぶ
いよいよ狂人の足音近くなりし時,幼子蔵書にすがり,書物の声を聞く
呼び声に従い,幼子は己を分かつ
屍拾い

昔、優れた女吟遊詩人を輩出する一族があった
彼女らは歌や楽器の技術だけでなく、感情を汲み取り、表現することに長けていた
彼女たちは各地を歩き回り、様々な者たちの話を聞き、それを歌にする。実在の物語を、豊かに鮮やかに歌い上げる――彼女ら一族は王族から呼び出しがかかるほどの実力を持っていた

時は移り、戦に争い、血を血で洗う時代がやってきた。彼女たちの歌も、自ずと武勇伝や悲恋に内容が偏っていく
酒場で、軍の基地で、間もなく王や軍師たちの宴の場でも歌を要求されるようになる
彼女たちは期待に応える為、ひたすら歌い続けた
……やがて暗い時代は明けた

彼女たちにそのつもりはなかったが、一族の活躍は他の吟遊詩人たちの活躍を奪った
平和な時代が訪れると、彼らは揃って一族を糾弾した
「人の不幸で蜜を吸う非道な奴らだ!」
「下手に泳がせてみろ! 肉をしゃぶられて骨の髄までかじられるぞ!」
「奴らは暗い噂を嗅ぎ回っては飯の種にしているんだ!」
そうして沸いた悪い噂に尾鰭がつき、彼女たちは表舞台から降りざるを得なくなったという

噂の一つから、吟遊詩人たちは一族をこう呼んで見送った
屍拾い――
サバネリアの施設について

『サバネリアの施設が、何者かによって襲撃されたという話を聞く。

施設や文献も、全て無くなっているとのことだった。
そして研究員も、彼女も、行方不明となった。
跡地を見ると、その存在が無かったかのように、跡形も無く消えているのだ。「神の逆鱗に触れたのだ」と言う周囲国もある。
神の逆鱗………人間は、世界の全てを知ってはならないと言われている。知ろうものならば天罰が下ると。

サバネリアは、何をしたのだろうか…生きているといいが……。』


(ジュルザードの日記より)
サリュート襲撃について

『出張にノルダンテへ出た際、ライカ・セスマンという女性と会う。
軍人、というべきか、彼女は戦場に派遣される戦闘民らしい。同時に、科学者としても名を馳せる女性だという。自国の部隊にでも所属しているのだろうか。

彼女から竜族についての話を聞いた。
神に最も近いとされる竜族。それが人間の反感を買っているという。ノルダンテの思想家が「我ら人間がこの世界を繁栄に導いた。我らこそが神に近い存在なのだ」と説いたため、サリュートとノルダンテ間で問題になる。この問題はかなり前から起こっていることだ。
彼女ら現地の部隊は、近々サリュートに攻め込み、国を滅ぼすのだという。神に近いとされる種族ならば殺すだけでは勿体無い、研究の材料に使用するといいと言った。

私の求めてきた「ヒトの進化」。どうも実験用マウスでは上手くいかないことが多く、今まで大した成果を得られていない。
からだの作りが似ている竜族を使用すれば、答えが見つかるかもしれない。』



(ジュルザードの日記より)
神々の話

『創造の神より太陽が生み出され、破壊の神より月が誕生した

太陽は昼を生み出し、月は夜を生み出した

相対する光と闇が、生と死を生み出し

光は平和を求め、闇は戦いを求めた


ノーダンドから、神話を一つ聞いた。
太陽と月の神は竜族なのだという。彼は、神の真理を見つけるのが夢だと語った。
成る程……神々の真理、か。それに竜族。研究対象に入れるべきだろうか。
それにしても、ノーダンドが神話好きだとは意外だった。』


(ジュルザードの日記より)
冷凍保存人間の発見について

『…月10日 朝刊
10日午前11時37分頃、6日夕方に巨大な竜により破壊されたアナズィトン・インデラス氏の研究所から、1人の女性が発見された。
女性は冷凍保存された状態で発見され、解凍ののち大病院に搬送され、治療を受けている。
またインデラス氏は、研究所を破壊されてから行方不明となっており、国際警察は女性の身元の確認を急ぐと共に、インデラス氏の行方を捜索している』

『…月11日 夕刊
10日午前にアナズィトン・インデラス氏の研究所から発見された女性について、女性の治療をしている大病院は「彼女は死亡していないが、生きてもいない。一種の植物人間と化している。もはや人間かどうかすらも怪しい」と説明しているということだ。
また、女性の身元が未だ発覚しておらず、国際警察は身元の確認を急いでいる』

『…月12日 夕刊
冷凍保存された女性の発見について、国際警察はスヴァーロ・インデラス氏より任意で事情徴収をしたが、直接結び付く供述は得られなかった。
また、アナズィトン氏の行方については「知らない」とのこと。引き続き、捜索を続けている』


(ソフェンスで発行された新聞より抜粋)


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