シェル=シール

 -無彩スタのレリオス-

すきっと01「ジャンボスタ煎餅」
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レリオス「……」じー
ウィシア「んー、|美味《おい》しい! レリオスは食べないの?」
レリオス「|飽《あ》きたんだ」
ウィシア「そ、そうなの!? ……そんなによく食べてたんだ、いいなあ」
レリオス「自分の店の商品の味は知っておくのが、商店をやる人間だと読んだ」
ウィシア「あ、本の知識だったんだ? え、でもそんなに飽きるぐらいあったかな?」
レリオス「味は全十五種類。年に一度ほど、味の見直しのためにラインナップがリニューアルされる。他の商品は|乾物《かんぶつ》系統を取り扱っているうちでは内容が変わるものがない。必然的にジャンボスタ|煎餅《せんべい》の味が変わる度に味見をしていた」
ウィシア「そんなに味変わってるの!?」
レリオス「大して変わっていない。砂糖や塩の量が少量変わる以外に大きな変化がない。似た味すぎて食べ飽きた」
ウィシア「そ、それはつらいね……」汗
レリオス「ちなみにジャンボスタ煎餅|激辛《げきから》味になると、一日舌が|麻痺《まひ。して食材の味がわからなくなる」
ウィシア「そ、それ一年に一回食べてたの!?」
ルフ「お、おおう、それは苦行ですね……」汗←途中から聞いてた


 この作品で一番インパクトが残ってるの、何故か「ジャンボスタ煎餅」です。女性の肩幅ぐらいの直径ほどもある煎餅なんですが、自分で考えたとはいえ生産ラインどうやってるのかなって思ってます(^^;


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番外編前の話
第03話「疼く色」

続きの話
第04話「刻まれた願い」



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