各方面に苦手のない方向けです。
直接的な表現はありませんが、近親相姦・性行為を匂わせる表現を含みます。
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2020.05.25完結
終わりの日に君がいるなら
このまま一日と共に世界も終わって仕舞えばいいと夕日に願っていた。そうすれば、兄と融け合って一つになれるんじゃないかと心の底から思っていた。
どうしてこんなに好きなんだろう
キラキラと眩い世界で生きる女の子たちは世界にこのような悪臭が存在する事をきっと知らない。
どうして世界はこんなにも私たちに優しくないのだろう。どうして世界は兄と私を二人きりにしてくれないのだろう。
痛んだ分だけ綺麗なものを
いつか死によって兄と分断されてしまうのであれば、大人になんてなりたくなかった。
その意識に浮かぶのは自分だけでいい
王子様とお姫様は口づけを交わして幸せになりましたとさ。じゃあ、その続きは?
私は、その続きを知らない。
気がつくのはいつも儚く綻んでからで
結局こうなってしまうのなら、あの日願えばよかった。世界なんて大層なことを願うんじゃなくて、兄と二人で生きてゆけますようにって。
真夜中よりももっと暗いところで
きっとこれが、私の物語においては最善のハッピーエンドだった。