終幕
随分と平和になったモノです。不死川さんがあざの関係で亡くなってしまってからも月日がたったのですが、今でも俺はなかなか慣れなくて夜に目が冴えてしまったりします。
今日もそんな感じです。
だから静かに月を眺めて、あれこれ考える事ができるって思う事にしましょう。
どうせいつも眠そうな目をしてるなんて言われるんですから、特に問題はありません。
さて、粂野さんとひいろさんはちゃんと再会する事ができたのでしょうか。
できてないなら、風ばし、、不死川さんの墓におはぎを供えるのはやめようと思います。
だって、不死川さんが連れて行くって言ったんですから、やってもらわないと困ります。
悲しい別れをしなければいけない2人でしたから、出会わなければそんな思いせずに生きる事ができたのかもしれません。
でも、俺は2人の事をそんな悲しい話として後悔の色で染めて締め括りたいとは思いません。
ずっと、たぶん一番近い所で見守っていました。
ずっと、二人の幸せを願っていました。
確かに"覆水盆に返らず"です。
割れた鉢も治る事はありません。
でも、そこにあった思いや、、心、、気持ちってものまで壊れてしまったわけではありません。
盆からこぼれ落ちてしまったのならまた水を注げば良いじゃないですか。
同じように、鉢が割れてしまったなら、別な鉢に植え直してあげたら良いんですよ。
鉢はただの器で、大切なのは中身(心)なんですから。
さて、この百日草はどんな色の花が咲くんでしょうね?
きっと緋色の綺麗な花が開くでしょう。
だってその色は粂野さんが心を寄せた大切な色なんですから。
おっと、話が逸れました。
なんにせよ
2人の出会いはあって良かったんです。
人と鬼だとかそんな事はどーでも良い事です。
むしろ俺は2人が羨ましいかもしれません。
だって彼らは
確かに恋をしていたのですから。
ーーーあとがきーーー
「花の色」読破ありがとうございます。
あれやこれやとやりたい事を詰め込ませていただきました。
不死川さんが、夢主である鬼の頸を冨岡さんに斬ってほしいと言う物語を、中編に変えて粂野さんを相手に据えるのは勢いで始めたものの大変でした。情報量が少な過ぎる!!
粂野さん好きのお客様に「違うっ!!」と怒られるかと思いました。
しかも、扱われているのが小説なので、同じシーンを通過すると(姑獲鳥戦)丸パクリになるんですよね。という訳で、ほぼカットで、夢主サイドになりました。
途中、中書きをいれましたが、本当はあれで終わっている話だったので、序章の伏線回収だった訳ですが、その後を作ってしまったがために不死川さんの1人語りは夢の中の話という事になってしまいましたね。あれに関しては良かったのか悪かったのか、、何とか改変すれば良かった感も否めません。
本当にただ連載途中で"全てが覆る"ってのをやってみたくなってしまったの一言に尽きます。
中編にした事で、玄弥くん、後藤さんを出したので、玄弥くんは鬼喰いするきっかけの一つという感じにして、
後藤さんには最後の締めをやってもらおうとなった次第です。
正直医者の息子ターンは要らなかった気もしますが、、でも、きっと、子ども救った後、他の負傷者の手当てをしてくれた事でしょう。
そう言えば、せっかく作ったあの料理どうしたんでしょう。
思いの詰まったあの料理なので、涙ながらにでも皆んなで食べてほしいです。不死川さんは怪我の関係で食べられなかったとは思いますが。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
心のままにとは違って制作裏には一切触れずにきましたので、もし需要があればまとめたいと思いますので、読みたいお声が有ればその旨をお手紙箱に投書いただければと思います。
少しでも読んでくださった方々に良いなと思うものがあれば感無量でございます。
次のお話でまた会えましたら幸いです
ありがとうございました。
溢れ続ける感謝をあなた様に。
22.5.2
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