劇的に彩って(3)

それぞれ佐助さんにお礼を言ってたら、

「敬語」
「はい?」
「俺様に敬語使わなくていいよ、クラス同じ時タメだったじゃん」
「…そうでしたっけ?」
「うん。俺様なまえちゃんとまた仲良く話したいし。他のやつもきっとそう思って」
「なまえ、もう行くぞ」
何か言い掛けてるなか、いつの間にか車から降りていたかすがが呼びに来た。

「あ、分かったごめん!」

待たせてしまってごめんと謝ると、市が自分と着物を選ぶのに待ってる。と教えられ、なまえは急いで車から降り店の入り口まで走った。

「…佐助、余計な事を言うな」
「……」
「私達にも原因があるんだから」

なまえが立派な玄関から呉服店に入るとまつさんが出迎えてくれた。

「ようこそ、呉服屋梅花へ。なまえさんが今日来店するのを、まつめは楽しみにお待ちしておりました」
「ありがとうございます。今日はよろしくお願いします!」
「お市さんも向こうでお待ちしてますので、早速行きましょう」
「はい!」

ここは美容室も兼ねているらしく、扉を開けると鏡や椅子が並んでおり、受付と作業場の間にある空間に机と椅子に市が座って待っていた。

「市!遅くなってごめんね!」
「大丈夫よ…カタログを読んでいたから」
「なまえさんも髪型と着物をお選びください」
「はい。市は決まった?」
「まだよ…みんな綺麗だから」
「そっかぁ…私自分に何似合うか分かんないしなー。髪の毛短いし」
「なれば、髪型はこちらで考えても?」

うーんと唸りながらぺらりぺらりとカタログをめくっているとまつさんが提案してくれた。
「はい!お願いします」
「まつさん、名無し…市、これにする」
「ん?どれどれ…いいね!市、長政さんのこと考えて選んだでしょ〜」
「なんで分かるの?」
「女の勘と着物の色合い」
「すごいわなまえ…」
「なまえさんも」
「?」
「あまり考えず、好きな色で選んでしまえばよろしいのでは?」
「好きな色…」

選んでもらう→p4〜6
赤い色合いの着物→p7〜9
青い色合いの着物→p10〜13
黄色い色合いの着物→p14〜18
橙色の色合いの着物→p19〜22


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