帰り道


「……その包みは?」
「これですか?煉獄様と千寿郎くんと蜜璃様と
 一緒に作ったおはぎです」
「甘露寺も居たのか?」
「はい。蜜璃様の柔軟思い出すだけでも恐ろしいです…」
「お前にも苦手あったんだな」
「これでも人ですから。あの…。
 おはぎいっぱいなので、食べきれますかね?」

実弥は少し考える様子を見せた後「行く所ができた」などと言い、柚充の前を導くように歩く。


ついた場所はお墓だった。
墓跡がたくさん並び悲しみ立ち込めている気がした。
「…お墓?」
「…鬼殺隊士の墓だ。」

実弥はたくさんある墓の中から迷わず二つの墓に手を合わせた。おはぎを供えようとお重を開ける。
綺麗に並ぶおはぎとその他に二つ笹の葉に包まれたおはぎが入っていた。


「…ちっ!お見通しかよ、、」


実弥が苦虫を潰したように呟いたが、柚充は聞こえないふりをして笹に包まれたおはぎを取り出し開いて供えた。

再び手を合わせて目を開いた時、まだ手を合わせている実弥の顔が、少し優しい表情になっている気がした。



「帰るか、、」
「…はいっ」


帰りは実弥と並んで家へと向かった。




それから煉獄の勧めたように柚充は、実弥の訓練だけではなく他の柱たちの都合と兼ね合いながら訓練を受ける事になった。

ただし、呼吸や型の事だけは不死川が教えるという共通認識が敷かれていた。
 




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