おはぎの行方
*今回はキャラ崩れに注意です!!*
はい。柚充です。
屋敷に戻り、煉獄家で作ったおはぎを一緒に食べようと思っていたのですが、、
「俺は後でいい…」
ーー何故ですか!せっかく作ったんだから
一緒食べたいじゃないですか!
庭に木刀持って出ていっちゃうし、、
やっぱり私に刀(木刀)の稽古つけてくれないし。
もう!おはぎ固くなっても知りませんからね!!
「まだ戻って来ない…」
実弥様の稽古してる姿を眺めつつ、おはぎのお重を見ると、なんとなく千寿郎くんが悲しんでいる姿が浮かんだ。
「…よし決めた」
ーーーーーー
体を動かし汗を流した後、実弥は部屋に戻ると近くに柚充が居ないか警戒していた。
別に悪い事をしているわけではないのだが、そーっと煉獄家から柚充持ち帰ったお重を開ける。
「…………なっ!」
無い。、、むしろ洗い終わってピカピカしている。
柚充も居ない。
ーーもしかしたら皿に移して取ってあるのかもしれない!
探そう!
ーーーーーー
「………無い、、。」
ーー俺がおはぎが好きなのは知らないはず。
だから食べてしまっても文句は言えない。
でも結構あったよね?
一つくらい残しておく優しさあってもいいよね?
そうだろ!残すだろ普通!
土産ってそういうものだろ!おはぎは特別だろ!
ってか柚充の奴どこ行きやがった!確信犯か!
怒りは湧き上がるのに、それを向ける相手も居ない。ふんっ!と息を吐いて自室に戻る事にする。自分の足音なのは百も承知だが、床板を踏む音でさえもイライラを増幅させていくようだった。
自室の襖をスパン!と開けて部屋に入ると、部屋の真ん中に白い箱が置いてあった。
「今度はなんなんだ!!」
乱暴に箱を開けると、中におはぎが3つちょこんと並んでいた。
よく見ると箱の下に紙が置いてあったようだ。
『今度は一緒に食べて下さい 柚充』
部屋の外、襖の端に座って丸くなった柚充の影。
「……悪かった…」
ーー呟くような声だったけど
ちゃんと聞こえました。
だから今回は許してあげましょう。
残りの隠した分は一緒に。ですよ。
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