柱合会議2
ぽたぽたぱた
実弥は屋敷の中で禰󠄀豆子と向き合っていた。
柚充は自分の腕が痛むような気がして、自らの腕を掴んだ。
禰󠄀豆子は脂汗を浮かべて実弥をにらんでいた。
実弥の血は稀血の中でも貴重な血らしく、鬼を誘惑すると柚充は聞いたことがあった。禰󠄀豆子の耐え忍ぶ姿を見ていると涙が頬を伝う。
その時、伊黒の拘束から炭治郎が脱出した。
炭治郎が禰󠄀豆子を呼ぶ。
禰󠄀豆子の額から一筋汗が流れ落ち、その後、実弥に顔を背けた。
「ではこれで、禰󠄀豆子が人を襲わない事の
証明ができたね」
そうして、炭治郎の話題が終わり、炭治郎は隠に背負われて消えて行った。
と思ったら、炭治郎は凄い勢いで戻って来た。
理由は傷だらけの人を頭突きさせろと。しかしそれは叶う事なく時透に小石をぶつけられ、再び隠に怒られながら去って行った。
思いもよらない展開に柚充は下がるタイミングを逃してしまった。
「柚充もいるね?」
まさか自分に話が振られるなど思っていなかった柚充は目元を拭って返事をしたが、その声は裏返ってしまった。
恥ずかしくなって目を伏せる。
「鬼からこども達の刀を取り返してくれたそうだね。
ありがとう」
「あ、いえ。……えっと、……はい」
「実弥に呼んでもらったのだけど、
あまり実弥を困らせてはいけないよ」
「……っは!、、ご、ごめんなさい」
あの手紙はお館様が呼んでいるといる意味だったようだ。
怒られる種を自分で撒いてしまった、、
「実弥もあまり怒らないであげるんだよ」
「………御意」
そうして柚充もお館様の前から下がることとなった。
柚充は本当は蝶屋敷に行きたかった。
しかし、それをしてはいけないと思って、実弥の帰りを屋敷で待つことにした。
ーーーーーー
ーー初めてこの屋敷に来た時から思っていたが、
あまり散らかっていない。
モノがないと言えばいいのか、
生活感がないというのか。。
「…掃除でもしておきますか、、」
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