竜殺しと夏
▼前置き
うだるような暑さに想いを溶かして飲み込む。
もどかしい熱が暴れた。潮の味がした。
不器用な男と女の、そんなある夏のおはなし。※浴衣ジークフリートのエピ改変あり
▼ ジークフリートとユカタヴィラデート
Act,01
陽炎に燻らすこの感情について
ひやりと伝う涼
溽暑さえ愛おしい
月下美人が開くまで
夕凪は足早に
忍びて恋ふ 宵の花
▼ ジークフリートと夏の記憶
Act,02
夏の細やかな過ごし方
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