微睡みの夢籠
First
序
物事は記され、開示される。
???−壱・弐
番人は語り、囁く。
夢の岸辺、夢籠の欠片
其れを望む者は夢の入り口に立つ。
絶望を夢に見る
差し伸べられたのは、誰のものか。
告解
屹度、其れは懺悔からなるもの。
理想郷の果て
記憶と現との齟齬が滲む。
解呪
其処はまほろばの世、夢見た魔法を解きし者は目蓋を開く。
夢に惑いし哀れな仔羊よ
脅かすものは人の理より外れしもの共。
???・報告
処刑人は狩り取る、咎人の罪を晒す為に。
無間の鳥籠
示された勧告と起きた事実。
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