どこで間違えたのか──個性婚のため引き合わされた轟との奇妙な共同生活は、身体で繋ぎとめることで続いていた。名前のない関係性に悩みながらも、ずるずると続けていた二人はとある事件の渦中へと引きずり込まれる。生活の中で抱いていたほんの少しの違和感が、疑心を膨らませ、確信に至らしめる。すれ違いと攻防戦の果て、二人を待ち受ける真実とは。
01掛け違えたプロローグ
02平行線が交差した
03キスで窒息死
04未来は見ないふり
05触れない優しさ
06愛に縛られる
07 額の隙間が愛おしい
08 指輪は右手に隠して
09ボストンバッグ一つの重み
10ボタンを拾うひと
11予感
12とある賞味期限
13水中にたゆたう
14甘やかな秘事
15乳白色の愛
16愛と嫌悪は表裏一体
17指輪と雪解け
18自覚
19恋たらしめる
20腐っても愛
21導火線に火をつけて
22帰る場所
23愛への解答
24手を取り合って
あとがき