三井長編
tiimalasi
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三井の一歳年下で、三井とは幼馴染の主人公。出会い、別れ、再会を繰り返し、長きに渡るすれ違いを経て二人が復縁できたのは、互いが社会人になってからであった。主人公との結婚を望む三井。しかし二人のもとにまた、互いの元″・約者が……。
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≪Prologue≫
愛さなくていいから 遠くで見守ってて
強がってるんだよ でも繋がってたいんだよ
あなたが まだ
好きだから
≪Chapter 1≫
夢のような人だから 夢のように消えるのです
その定めを知りながら 捲られてきた 季節の
ページ
≪Chapter 2≫
落ちては溶ける
粉雪みたい……
止まらない想い——。
≪Chapter 3≫
もっと
泣けばよかった もっと笑えばよかった
バカだなって言ってよ 気にするなって言ってよ
≪Chapter 4≫
さっきまでの
通り雨が 嘘みたいに綺麗な空
そんな風に微笑むから いつのまにか嬉しく
なるよ
≪Chapter 5≫
わたし
恋をしている 苦しいくらい
もう隠せない 熱いときめき
≪Chapter 6≫
陽だまりみたいな その笑顔
生きる道を照らしてくれました
≪Chapter 7≫
心の雨に傘をくれたのは
あなた
ひとりだった……
≪Chapter 8≫
おなじ月の下で おなじ
涙流した
ダメなんだよって 離れたくないって
ただ ひとこと ただ 言えなくて
≪Chapter 9≫
あなたが憧れた 「
あなた」であることを
その笑顔を 幸せを
≪Chapter 10≫
言葉はいらないから
隣で泣いて笑ってくれる 君がいい
≪Chapter 11≫
初めてでした これまでの日々
間違ってないと 思えたこと
≪Chapter 12≫
勝者が敗者を犠牲にして
存在しているのならば
僕はいつだって
敗者でいたいんだ