来はいつも虹色の希望


必:注意書き
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* … (微)グロテスク又は流血表現

第壱章

第壱色.冬に起きた色の奇跡
第弐色.年終わりの赤銅色の小路 *
第参色.不信感と深紫色の敵意
第肆色.嘘と傷痕の留紺色の痛み
第伍色.思考交差の灰桜色の裏側
第陸色.虚勢と意地の浅葱色の盾 *
第漆色.金平糖と赤香色のこたえ
第捌色.吐いた言葉は檳榔子染色の嘘
第玖色.僕達は藍墨茶色の不安の中
第拾色.世界は色を残して沈む *
第拾壱色.壊れ始めた灰青色のこころ
第拾弐色.狂気は紅緋色を引き連れて
第拾参色.落ちた熨斗目花色の悲鳴
第拾肆色.揺らぐ青白橡色の声

第弍章

第拾伍色.響く吠え声褐返色の篝火
第拾陸色.渇れた金糸雀色の景色
第拾漆色.交錯する山鳩色の願い
第拾捌色.潜む影は紅樺色に染まる
第拾玖色.終わらない色が笑う
第弐拾色.現実と青鈍色とこの世界

第参章

第弐拾壱色.笑顔が色に変わる日
第弐拾弐色.捨て損ねた黄朽葉色の自覚
第弐拾参色.沈殿する黒橡色の呼吸
第弐拾肆色.視界は錆浅葱色に馴染む
第弐拾伍色.羽二重に色を包む
第弐拾陸色.揺れる薄雲鼠色の水面
第弐拾漆色.遠い色を閉じ込めた
第弐拾捌色.痛みは向日葵色の笑顔を消して
第弐拾玖色.月夜に浮かぶ色の彼
第参拾色.昏い羊水の似紫色に堕ちる
第参拾壱色.繋いだ花葉色の糸
第参拾弐色.息吹く千歳緑色に醒める
第参拾参色.積もる灰白色の重なり

第肆章

第参拾肆色.居場所は黒鳶色に還る
第参拾伍色.色づく深緋色の朽ち葉 *
第参拾陸色.君の流れる勿忘草色の胸臆
閑話.僕に流れる勿忘草色の孤独 *
第参拾漆色.とある赤錆色のお話
第参拾捌色.心緒は藍白色に染む

第伍章

第参拾玖色.君の空五倍子色の意地
第肆拾色. 声音は秘色色の涙だった
第肆拾壱色.果ては白磁色の往く道か
第肆拾弐色.死出は薄紅色の呪い
第肆拾参色.願いは月白色に溶ける
第肆拾肆色.朽葉色の終わり
第肆拾伍色.東雲色の円環に潜む
第肆拾陸色.瞳に映る色の日溜り
第肆拾漆色.巡る若草色の約束